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【評】ADL区分

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医療区分について調べる│ADL区分│評価票のつけ方



【ADL区分とは?】
当日を含む3日間の全勤務帯における患者に対する支援のレベルについて、
4項目(a~d)に0~6の範囲で最も近いものを記入し合計する。
新入院(転棟)の場合は、入院(転棟)後の状態について評価する。


   <項  目>              <内  容>

a. ベッド上の可動性   横になった状態からどのように動くか、寝返りをうったり、
                起き上がったり、ベッド上の身体の位置を調整する

b. 移乗           ベッドからどのように、いすや車いすに座ったり、立ち上がるか
                (浴槽や便座への移乗は除く)

c. 食事           どのように食べたり、飲んだりするか
                (上手、下手に関係なく)経管や経静脈栄養も含む

d. トイレの使用      どのようにトイレ(ポータブルトイレ、便器、尿器を含む)を使用するか
                排泄後の始末、おむつの替え、人工肛門またはカテーテルの管理、
                衣服を整える(移乗は除く)

※それぞれの項目ごとに点数を出し、その合計点を計算する。点数の出し方は下記参照。



   <点数の出し方>

  ボディタッチは必要か?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 必要なし(0:自立 1:準備のみ 2:観察)                
        ↓
        ↓  必要ある
        ↓
  体重を支える必要はあるか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 必要なし(3:部分的な援助)  
        ↓
        ↓  必要ある
        ↓
  本動作の半分以上を自力でできているか?・・・・・・・・ できる(4:広範な援助)  
        ↓
        ↓  必要ある
        ↓
  少しでも本動作に参加しているか?・・・・・・・・・・・・・・・ している(5:最大の援助)
                                    していない(6:全面依存) 



   <点数の出し方>

  0  自立       : 手助け、準備、観察は不要または1~2回のみ

  1  準備のみ    : 物や用具を患者の手の届く範囲に置くことが3回以上

  2  観察       : 見守り、励まし、誘導が3回以上

  3  部分的の援助 : 動作の大部分(50%以上)が自分でできる。
                 四肢の動きを助けるなどの体重(身体)を支えない援助を3回以上

  4  広範な援助   : 動作の大部分(50%以上)は自分ができるが、体重を支える援助
                (たとえば、四肢や体幹の重みを支える)を3回以上

  5  最大の援助   : 動作の一部(50%未満)しか自分でできず、体重を支える援助を
                 3回以上

  6  全面依存     : まる3日間すべての面で他者が全面援助した(および本動作は一度も
                なかった場合)



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※下記の記載項目については、経験での内容であり、参考としてご参照ください。 

【注意点】
● 当日を含む3日間の全勤務帯における患者に対する支援のレベルについて、
  4項目(a~d)に0~6の範囲で最も近いものを記入し合計する。
  新入院(転棟)の場合は、入院(転棟)後の状態について評価する。

  <当日を含む3日間>
   当日、前日、前々日の3日間

  <4項目(a~d)に0~6の範囲で最も近いもの>
   平均してこのぐらいのレベルのものを点数としてつける。
   評価期間の間で最も重いレベルのものではないので注意する。

  <新入院(転棟)の場合は、入院(転棟)後の状態>
   入院当日は、前日、前々日の支援レベルは不明なので、当日のみのレベルの評価を行う。